おはぎはお彼岸の行事食ということで、春と秋のお彼岸におはぎをお供えする風習がありますよね。
昔からおばあちゃんが作ってたけど、なぜおはぎなの?って思ったことありません?
そこで今回は、おはぎに込められた意味や時短調理の簡単な作り方を書いています。
お彼岸のおはぎに込められた意味
お彼岸には、おばあちゃんがおはぎを作ってくれていたので、お彼岸と言えば「おはぎ」と、思っていました。
でも、昔から伝えられてきた行事食には、なにかしらの意味があるんですよね。
お彼岸はお供えをして先祖をしのび感謝する日。
小豆の赤色は邪気を払うと言われているので、小豆で作るおはぎをお供えするようになったのだそうです。
また、秋の彼岸は、秋の花・萩にかけて「おはぎ」なんだそう。
先祖への感謝と、家族の健康を願って、邪気を払うと言われている小豆のおはぎをお供えする風習になったようですね。
冷凍保存の小豆で作るおはぎ
おはぎは、もち米や小豆など、日常的に使わない材料で作るので、わざわざ材料を調達してまで作らなくても、できあがった「おはぎ」を買えば良いかもしれません。
おはぎの作り方って手間がかかりそうですもんね。
でも、作ってみると思いのほか簡単にできてしまいます。
お正月のお餅用のもち米と小豆が残っていたので、お彼岸におはぎを作ってみました。
おはぎの材料
あんこは、お正月のお餅用のあんこを作るとき、小豆が余分にたくさんあったので一緒に煮て冷凍保存していた冷凍小豆で作りました。
小豆を煮るのに時間がかかるので、軟らかく煮てから冷凍しておくと重宝します。
小豆からあんこを作るのが面倒なら、市販のあんこを使うと、より簡単にできます。
もち米:2合
白米:1合
冷凍小豆:500gくらい
砂糖:1/2カップ~適量
塩:小さじ1/2
きなこ:適量
もち米だけで作っても良いのですが、我が家は2歳の幼児も食べるので、小さい子どもも食べやすいように、2:1の割合で白米を入れています。
小豆の量は、これくらいかな!?と適当です。
あんこが足りなければ、きなこにすれば良いわ!みたいな感覚で作りました。
おはぎの作り方
砂糖を加える前くらいまで軟らかく煮た小豆と、少しかために煮て冷凍保存していた小豆がありまして、3ヶ月くらい経っていたので使い切ることにしました。
冷凍保存の小豆は、袋のまま流水で少し溶かしておきます。
かために煮て冷凍していた小豆は、もうちょっと軟らかく煮ないとあんこになりませんね。
焦げついてしまわないように、水を足して煮ます。
15分ほど煮ると小豆が潰れかかって柔らかくなったので、蓋をして火を止めて放置します。
1時間ほど放置しておくと、小豆が水分を吸ってさらに柔らかくなり、全体の水分量も程よくなっていました。
砂糖と塩を加えて、加熱します。
砂糖は、少な目に入れて味見しながら好みの甘さにすると失敗しません。
塩を少し入れると、甘みが増します。
甘味加減ができたら、少しやわらかいかな?と思う程度まで煮詰めて火を止めて冷まします。
手順が前後しますが、小豆を煮ているときに、もち米と白米を一緒にして洗っておきます。
洗ったら、ザルにあげて30分くらい水切りしておきます。
炊飯器に入れて、白米を炊くときと同じ分量の水を入れて炊きます。
お米が炊けたら、熱いうちにめん棒などでザックリと潰しておきます。
あんことご飯を丸めます。
あんこのおはぎ用と、きな粉のおはぎ用で、大きさを変えて丸めます。
きなこのおはぎ用は、ご飯を大きめ、あんこを小さめ
あんこのおはぎは、大きく丸めたあんこを平らに広げて、小さく丸めたご飯を包みます。
濡れ布巾にあんこを広げて包むと、表面が滑らかでキレイにできます。
私は、布巾には雑菌がいっぱいのような気がするので、布巾は使わず調理用のビニール手袋を使ってます。
きな粉のおはぎは、大きく丸めたご飯を平らに広げて、小さく丸めたあんこを包みます。
あんこを包んだご飯のおにぎりをきな粉にまぶしたら、きな粉のおはぎの出来上がりです。
きな粉にも、好みの甘さ加減で、お砂糖と塩を入れておきます。
3合のご飯(もち米2合、白米1合)で、あんこのおはぎ10個、きな粉のおはぎ12個、合計22個のおはぎができました。
食べ残ったおはぎは、冷蔵保存で翌日には食べきった方が良いですから、2日間で食べきれる量で作ること。
まとめ
お彼岸の行事食として「おはぎ」をお供えして先祖をしのび感謝し、小豆の赤色で邪気を払うという意味が込められていました。
市販の「おはぎ」も良いですが、たまには家で作ってみてはいかがでしょう。
小豆からあんこを炊くのは時間がかかり手間ですが、軟らかく煮た小豆を冷凍保存しておくと時短調理できます。
時短調理と言っても、1時間30分くらいはかかるんですけど、もち米のご飯は炊飯器で炊けるので、思いのほか簡単にできます。
あんこも好みの甘さ加減にできるので、お家ごはんのおはぎ、ぜひ作ってみてくださいね。
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