我が家では、暑い夏になると「らっきょう入り洋風寿司」を作ります。
さっぱりとした爽やかならっきょうの風味が、食欲をアップしてくれるからなんです。
暑くて食欲が落ちてるときでも、「らっきょう入り洋風寿司」は食べ過ぎるくらい食べられるんです。
らっきょうの名産地では、らっきょうの漬け酢で「らっきょう寿司」を作ってるようですが、私の場合はらっきょうの漬け酢は使わないで作っています。
私の「らっきょう入り洋風寿司」は、実家の祖母から伝授してもらったレシピです。
そんな我が家の「らっきょう入り洋風寿司」の作り方や、らっきょうの漬け酢を寿司の合わせ酢に使わない理由についてもお話しします。
らっきょう入り洋風寿司の作り方
実は、祖母から伝授と言っても、小学生でしたから教わったのは祖母の味だけなんです。
子供の頃、祖母が作った「らっきょう入り洋風寿司」が美味しくて、何が入ってるのか尋ねたことがあります。
そのときに、「干し桜エビとサラダ油」を入れると言っていたことが、特に記憶に残っていたので、この2品が「らっきょう入り洋風寿司」の秘訣だと私は思っています。
らっきょう入り洋風寿司の材料
すし飯に混ぜる具材は、好きなものを自由に入れたので良いので、下記の具材は一例です。なんでも合いそうなモノを入れてみてくださいね。
- 米 5合
- だし昆布 1枚
- らっきょう 20個
- 卵 3個
- 人参 1本
- 枝豆 1/2カップ程度
- 干し桜エビ 1袋
【合わせ酢】
- 米酢 100㏄
- 砂糖 大さじ5
- 塩 小さじ2.5
- サラダ油 大さじ1
サラダ油を入れるので、ちょっと甘いドレッシングで作る寿司みたいな感じですね。
具材は、サラダに入れるような材料でOK!赤、緑、黄色と彩りよく選ぶとお寿司が華やかになります。
今回は、卵、人参、枝豆を使っていますが、家族が好きなものを具材にしてOKです。
スイートコーン、グリーンピースなども良いですよ。
面倒なときは、冷凍のミックスベジタブルを使うこともあります。ミックスベジタブルを入れると子供が喜びます。
干し桜エビはあれば入れたいですが、手に入らないときは、むきエビやちりめんじゃこで代用してもOKです。
らっきょう入り洋風寿司の下準備
卵は厚めに焼いて、サイコロ状に切っておきます。
人参は塩ゆでにして、卵と同じくらいの大きさに切っておきます。
枝豆は塩ゆでにして、皮を取っておきます。実だけにした冷凍枝豆を使うと手間が省けます。
らっきょうは薄くスライスしておきます。
合わせ酢は、砂糖や塩を合わせる前に、干し桜エビを入れて2~3時間おいておきます。
干し桜エビを浸しておくと、酢に干し桜エビの出汁が出るので美味しさがアップするんです。
干し桜エビがないときは、かつお節とか煮干しを浸して出汁をとっても良いですね。
干し桜エビはそのまま寿司具にするので、数時間漬け込んだら砂糖、塩、サラダ油を合わせておきます。
ちりめんじゃこでするときも干し桜エビと同様にしたのでOKです。
かつお節や煮干しで出汁をとったときは、味噌こしなどで越してから調味料を合わせます。
ご飯は、だし昆布を入れて炊飯器で炊いておきます。
炊飯器の「すし米」などの炊飯メニューで炊いておきます。「すし米」メニューがない場合は、水を少し控えめにします。
ご飯が炊けたら、熱いうちに寿司酢を合わせて、ご飯全体にさっくりと混ぜてから、具材も混ぜます。
ご飯を潰さないように、しゃもじで切るようにしながら全体に混ぜて出来上がりです。
サラダ油が入っているので、洋風寿司だと祖母が言っていたので、「らっきょう入り洋風寿司」と、長ったらしい呼び方なんですが、家族間では「らっきょう寿司」です。
祖母のらっきょう寿司を食べたことがある母に味利きしてもらったら、「うん、こんな味やった。」と懐かしがってました。
らっきょうの漬け酢を使わない理由
結論から言うと、らっきょうの漬け酢を使わない理由は、らっきょうが食べられない人がいるからです。
乳幼児に初めての食べ物を食べさせるときは、アレルギー反応とか慎重に試しますよね。
家族が大人だけのときは、何も気にせずらっきょう寿司を作っていたのですが、孫の食事も一緒に用意するようになってから、初めての食材には気を遣うようになりました。
らっきょうって乳幼児が食べるイメージがなかったので調べてみると、3歳くらいまでは、らっきょうは控えた方がよいとのこと。
殺菌力が強い「硫酸アリル」という成分が含まれているので、胃腸が未熟な乳幼児にはきつすぎるそうです。
なので、1歳8ヶ月の孫用に、らっきょう以外の具材を合わせて孫の分を取り分けてから、最後にらっきょうを合わせるようにしています。
らっきょうの漬け酢を寿司の合わせ酢に使わない理由は、らっきょうエキスが染み出ているからなんです。
3歳以下の幼児がいる家庭では、子供用にらっきょうを入れずに作ってくださいね。
らっきょうを入れないので、もはや「らっきょう寿司」ではなく、ただの「洋風寿司」ですが、子供も家族と同じものを食べたいですからね。
一般的なチラシ寿司の具材より、子供が好きな卵やコーンなどカラフルな具材を入れるので、小さい子供も喜んで食べますよ。
らっきょう寿司は夏の食べ物なの?
冒頭で夏の食べ物みたいに紹介しましたが、らっきょう寿司の材料は、年中いつでも手に入るので、夏限定の寿司というわけではありません。
でも、らっきょう寿司が美味しい季節は、やっぱり「夏」だと思うんです。
らっきょうが入っていることで、さっぱりした味になるからなんでしょうね。暑い夏に合う食べ物なんです。
新らっきょうが漬かった頃、シャキシャキ感いっぱいのらっきょうを使える時期というのもあります。
とにかく、夏になると食べたくなるので、我が家では夏限定の食べ物になっています。
まとめ
らっきょう入り洋風寿司は、らっきょうとサラダ油が入ったお寿司で、サラダに入れるような具材をカラフルに入れるので見た目も楽しく食欲がわきます。
らっきょうが入っているので、さっぱりとしてますから、暑い夏に食べるお寿司としておススメです。
小さい子供も喜んで食べますが、3歳以下の幼児には、らっきょうはまだきつすぎるので、らっきょう抜きにしましょう。
子供用を作り分ける場合は、らっきょうエキスが染み出した、らっきょうの漬け酢も使わない方が安心です。
ちょっと癖のある味ですが、一度食べるとハマります。ぜひ作ってみてくださいね。
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