食育が大事と言われ、保育所や学校などでの取り組みが推奨されています。
1日3食のうち2食は家庭ですし、食べることは一生続くことなので、家庭での食育こそ重要ですね。
実は、シングルマザーの娘が職場に復職することになり、1歳になった孫の夕食を任された責任感で、食育について詳しく知りたくなりました。
家庭での食育が基本になるので、正しい知識をつけようと思い、食育の通信講座で学ぶことにしました。
食育について学んでいく中で、特に家庭で食育に取り組むために知っておきたいことなど取り上げてまとめています。
食育の資格ってどんなもの?
食育の資格は誰でも取れる?
食育は国も推奨する活動なんですが、食育の資格は国家資格ではなく民間資格なので、難易度は低くいですね。
食育資格の講座を受けて、認定試験などに合格すれば取得することができます。
食育資格の講座は通信講座がほとんどで、初級の資格なら認定試験も在宅受験できます。
在宅受験なので、テキストを見ながらできますから、通信学習できる人なら受講すれば、食育資格を取得できると思います。
家庭内のみで食育活動するのなら、資格まで取る必要はないのですが、情報過多の今の時代、何が正しいのか判断し辛くないですか?
テレビでは、毎日のように健康と食について情報が溢れているので、選別するのも難しいと思うのは私だけでしょうか?
費用はかかりますけど、専門家が監修した講座なら正しい知識がつくので、独学するより確実だと思います。
資格を取得しておけば、その資格で就職できるかもしれないですし、自治体などで活躍の場が巡ってくるかもしれません。
食育資格の種類
食育資格は民間資格なので、少しでも食育に関連するものを挙げれば、かなりたくさんありますね。
その中から、特別なものに特化したものでなく、広く全般的な食育を学べて、初学者でも取得できる通信講座を厳選してみました。
- 食育インストラクター
- 食育アドバイザー
- 食育実践プランナー
- 食育メニュープランナー
- フードインストラクター
それぞれに特徴はあるのですが、学べることの内容についてはほぼほぼ同じですね。
ちなみに私は、「食育インストラクター」の通信講座を受講しました。
かなりのんびり受講したんですが、4ヶ月ほどで終了しました。
どの通信講座も、受講するために必要な学歴とか資格がないので、学ぶ気がある人なら誰でも受講できますよ。
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安全な食品を選ぶ力をつける
食材選びの基本は?
食材の中でも、野菜、果物、魚介類は旬の時期がハッキリしています。
まずは、食材の旬を知って、旬の食材を選ぶことを基本にするのが一番ですね。
食材ごとの選び方のポイント
食材を選ぶとき、チェックするポイントを知っておくと、お店で買うときによい食材を選びやすくなります。
- 野菜・果物を選ぶときのポイント
- お米を選ぶときのポイント
- 魚介類を選ぶときのポイント
- 肉を選ぶときのポイント
- 加工食品を選ぶときのポイント
見た目、表示、産地、旬、値段など、食材ごとに重点的にチェックしたい項目がありますが、食育について学ぶ中で、そのポイントを知ることができます。
全てを確実に覚えることはなかなか難しいですが、買い物をしながらチェックすることを繰り返すうち、身に付いてきますね。
まずは、自分の食選力をつけていくことです。
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食品ロスはなぜいけない?
日本は食品ロス大国
2015年度の日本の食料廃棄量は約2842万トンもあり、そのうち4分の1は、まだ食べられるのに捨てられた食品なんです。
世界では食料不足で飢餓に苦しんでいる人が8億2千万人もいるというのに、なんともったいないことをしているんでしょう。
食品ロスとは、まだ食べられる食品を捨ててしまうことですが、私たちがいただいている食料は、自然界で生きている命です。
食料となる直前まで生きていた命を絶って食べて生かされているのに、まだ食べられるのに捨てるなんてとんでもないこと。
食料事情の改善や環境保全のためにも、ひとり一人が、食品ロスを減らす努力をしないといけないですね。
食品ロスの原因と対策
食品を捨てるのはどんなときなのか、それが食品ロスの原因ですね。
- 鮮度の劣化
- 腐敗
- 賞味期限切れ
- 食べ残った
食品ロスを減らすには、その原因を作らないことです。
鮮度の劣化や賞味期限切れの食品は、まだ食べられるものもありますし、買いだめの量や保存方法の工夫で減らすことができます。
各家庭で少しづつでも食品ロスを減らす工夫をしていけば、日本も食品ロス大国の汚名を払拭できるのではないでしょうか。
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旬の食材を知ろう!
食材の旬が分かりにくい食事情
ハウス栽培や養殖の技術が進化し、一年中出回る食材が多くなった今の時代、子どもたちは食材の旬を知っているのでしょうか?
例えば、きゅうりやトマトは夏が旬の野菜ですが、真冬でも売られていますし食卓にも並びます。
そんな食生活の中で、きゅうりの旬がいつか気付けと言う方が無理かもしれませんね。
旬の食材は身体に良い
ハウス栽培すれば、夏が旬の野菜を真冬に収穫することができますが、農薬や肥料が旬の時期より多く必要になります。
その点、旬の野菜は自然に逆らわずに露地で育つので、農薬も少なくて済みます。
また、夏の野菜は水分をたっぷり含み、身体を冷やす作用があったり、その季節に身体が欲しがる栄養素を多く含んでいたりします。
季節外れの食材には栄養価がないというわけではないのですが、旬の時期に比べると少ないんです。
食べることは生きることですから、毎日の食の積み重ねが身体に与える影響は大きいことは想像できますね。
食材の旬を知ること、旬の食材を積極的に食べることの大切さを子どもたちに教えていくことは、欠かせない食育なんです。
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行事食を知ろう
行事食には意味が込められている
日本には、昔から伝えられてきた行事に伴う行事食があります。
行事食の代表は、お正月の「おせち料理」ですね。
おせち料理は、季節の変わり目などの「節日」に家族の健康や幸せを願って作られる料理です。
節日の中で一番重要なのが正月なので、おせち料理といえば、お正月の料理が定番になったようですね。
行事食を楽しむ
毎月なにかしらの行事があり、その行事にちなんだ行事食があります。
毎日食べるような食材ではないものもありますが、体長を崩しやすい季節の変わり目に、季節や身体を意識することに気付くきっかけにもなりますね。
行事食を楽しみながら、食の大切さを伝えていくことが、食育活動にも欠かせないことだと思います。
保育所や学校の給食メニューには、行事食を取り入れているところも多く、教育現場で取り組んでくれることはありがたいです。
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まとめ
食育が推奨されるようになり、保育所や幼稚園、学校などで、食育活動が行われるようになりました。
「食べること」は「生きること」なので、一生続きます。
家庭で食事することの方が多いですから、家庭でも食育していくことが望ましいですよね。
健康不安を抱える人が多くなった今、テレビでは健康と食についての番組も多く情報過多で、何が正しいのか判断しかねることも多くなりました。
加工食品も多くなり、手軽に美味しいものが食べられる時代になり、飽食の時代と言われる日本。
健康な身体を保つため、子どもたちはもちろん、大人も食の知識を身に付けることが必要な時代ではないでしょうか。
そんな必要性に駆られて、食育について学んでみて、食育の大切さを再認識することになりました。
少しずつでも良いので、食の大切を意識しながら、食生活を改善していきたいですね。
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