乾燥した大豆の推奨されている保存期間は1年くらいですが、賞味期限はどれくらいなんでしょう。
1年以上保存した大豆は食べられないのでしょうか?
実は、使い忘れて2年2ヶ月ほど長期保存してしまった黒大豆が見つかり、見た目もそれぼど悪くないので、捨てるのももったいないので煮てみました。
どんな方法で2年以上も保存していたのか、その黒大豆を煮てみたらどうだったか、などを書いていきます。
大豆を2年以上保存していた方法
毎年、実家から黒大豆がたくさん届くんですけど、使い切ってないうちに新しい大豆が届くので、新しい方を先に使ってました。
そうこうするうちに、使い切れないまま2年以上も長期保存してしまってたんです。
2年以上保存していた大豆は、牛乳瓶の空きビンに入れて、光が入らない戸棚の奥の方にしまっていました。
祖母が「大豆はビンに入れてしまっておくとええよ。」と、言っていたのを覚えていたからです。
乾燥した豆は湿気を嫌うので、密閉しておくと長期保存できるとのこと。
ガラス瓶はポリ袋やプラスチック容器などより空気の遮断率が良いので、大豆を保存する容器として最適なんですね。
ビンが良いと教えてくれた祖母は、そんな理屈は知らなかったかもしれないのだけど、とにかくビンが良いと言ってたんです。
ただ、牛乳瓶は蓋が被せるだけなので瓶の口から空気が入ってしまいます。
しっかり密閉するなら、内側にパッキンがあるネジ蓋の瓶の方が良いと思います。
2年越え長期保存の黒大豆を茹でてみた
2年以上保存してしまった黒大豆、あまり傷んでる様子でもないので捨てるには忍びなく、食べられるかどうか茹でてみました。
茹でる前の大豆の状態
2年以上長期保存していた黒大豆ですが、見た目そんなに傷んでませんでした。
あまり傷んでないように思ったんですが、昨年の秋に収穫した黒大豆と比べてみると、やはり劣化してますね。
2年以上前の黒大豆は、中の実が乾燥して小さくなったんでしょうか。皮がシワシワになっていたり、皮が割けていたりするものもあります。
昨年秋に収穫したばかりの黒大豆は、ぷっくりしてて大きいです。
茹でてみた
2年2ヶ月ほど長期保存していた黒大豆を茹でてみました。
虫食いになっているものや皮が剥がれてしまったものを取り除いてからキレイに洗います。
洗いながら、水に浮いてしまう豆も取り除きます。
大豆は加熱調理する前に水で戻しておくので、キレイに洗ったら一晩水に浸しておきます。
今回は一晩ではなく、日中に8時間ほど水に浸して戻しておきました。
大豆を浸しておく水は大豆の量の4倍です。
8時間ほど水に浸しておくとふっくら戻っていましたが、皮に切れ目が入っていたり剥けてしまっているものもありました。
大豆を戻した水と一緒に鍋に入れて強火で加熱して沸騰してくると、灰汁がかなり出てきたので灰汁取りをしました。
ちなみに、いつもは圧力鍋で煮ていたので、灰汁取りなんてしてなかったんですけどね。
吹きこぼれないように火加減したり、途中で水を足しながら沸騰後40分くらい茹でた後、蓋をしたまま30分ぐらい放置しておきました。
今回は、厚手の鍋でやってみたのですが、圧力鍋だと加圧後15分くらいで煮えるので、大豆を煮るなら圧力鍋の方が良いと思います。
噛んでみると少し歯応えがあるくらいのかたゆでに仕上がりました。すぐに使わないので冷凍しておくことにしました。
もうちょっと長く、茹で時間を1時間くらいにして、やわらかく煮ておいた方が使いやすいかもしれません。
2年以上長期保存の黒大豆は食べられる?
茹で上がった黒大豆を食べてみましたが、マズくはなかったです。
食感は?
1年以上経つと皮がかたくなるようなのですが、煮てしまうと食べたときにかたさは感じなかったし、口に残ることもなかったですね。
かたゆでにしたので、歯応えはありましたが、芯が残ることもなく煮えていました。
味は?
変な味がしたりすることもなく、大豆の味がしてます。
見た目は?
ちょっとシワっぽいですかね。ぷっくり感が欠けてますが、茹で方のせいかもしれません。
食べられる?
2年以上長期保存した黒大豆は、見た目は少し悪くなっていますが、食感や味はそれほど劣化しておらず、大豆の風味もあるので食べられました。
やわらかくなるまで加熱し直して味付けして煮豆にしたり、このままサラダにトッピングしたりで使おうと思います。
まとめ
毎年、実家から黒大豆がたくさん届くので、食べきれないまま残って2年以上も長期保存することになってしまいました。
賞味期限はとっくに過ぎているかもしれないのだけど、パッと見それほど傷んでもないので捨てるのももったいない。
そこで、食べられるかどうか調理して確かめてみたところ、食感や味はあまり劣化していませんでした。
ビンに入れて戸棚の奥(冷暗所)で保存していたのが良かったのだと思います。
乾燥した大豆は、かなり長期保存できることが分かりましたが、今後は1年以内に食べきるようにしようと思います。
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