小豆は翌年の収穫までに食べきっておくのが理想的と言われてるので、賞味期限は1年ほどってことなのでしょうね
長期保存で賞味期限が確実にすぎている小豆は食べられないんでしょうか?食べられたとしても美味しくないんでしょうか?
実は、2年以上前に収穫して保存したまま忘れていた小豆が見つかったのですが、乾燥豆なので大丈夫なんじゃないかと思ったんです。
見た目は少し劣化していたのですが、捨てるのはもったいないので、とりあえず炊いてみることにしました。
ということで、どんな保存方法の小豆だったのか、どんな炊き方をしたのか、食べてみてどうだったかなどを書いていきます。
どんな状態で保存していた小豆なのか
長期保存していた小豆、長期ってどれくらいかというと、2年あまり前の小豆なんです。
現在(執筆時)2020年2月なんですけど、2017年の秋に収穫した小豆でして、2017年の年末に実家から届いたものでした。
この年は小豆がたくさん収穫できたからと、もらった量も多くて使い残っていたのを忘れていたようです。
今年使い残った小豆を収納するために片付けていたときに、見つかったんです。
ずさんな保存方法だった
2年以上前の小豆を意図して長期保存していたわけではなく、残っているのを忘れて放置していたので、保存方法はずさんなものでした。
実家の母からもらったとき、小豆はスーパーのレジ袋に入っていました。
その袋から使う分だけ取り出して、袋の口を縛って残りの小豆は戸棚にしまいこんで、そのまま忘れてしまったんです。
そんな保存方法だったのに、よくもってくれたものです。
長期保存はビンがおすすめ
今年使い残った小豆はビンに入れて保存しました。
小豆や大豆など乾燥した豆を長期保存するときは、ガラス瓶がおすすめです。
できるだけ空気に触れさせないことが長期保存の肝なんですが、ガラス瓶はポリ袋やプラスチック容器よりも断トツに空気の遮断率が良いんです。
ちなみに、2年前に使い残った黒大豆は、ガラス瓶に入れ直して保存していました。
賞味期限切れの小豆はどんな炊き方したのか
2年以上放置状態だった割には、虫食いになっているものは少しでした。
色が黒ずんでいるものが多かったのですが、それほど悪い状態ではない感じだったので、食べられるんじゃないかと思って炊いてみたんです。
虫食いになったものを取り除いて、流水でキレイに洗います。
洗うときに水に浮いてくる小豆は捨てます。
小豆は炊く前に戻す必要はないので、キレイに洗ったらすぐに茹でます。
水の量は小豆の2倍くらいです。
沸騰後4~5分ほど茹でて、ゆで汁が茶色になったらザルにあげてゆで汁は捨てます。
ザルにあげた小豆は冷たい水で洗います。
水洗いした小豆を鍋に戻して、小豆の量の3~4倍の水を入れて茹でます。
ゆで汁が少なくなったら、煮詰まってしまわないように水を足しながら、好みの硬さになるまで茹でます。
灰汁がかなり出てきました。
古い小豆だったので、灰汁取りは特に丁寧にしました。
煮詰まってしまわないように水を足しながら40分ほど煮たあと、蓋をしたまま30分ほど放置しておいたら良い加減に煮えていました。
小豆の形はありますが、指で摘まむと潰れるくらいの煮え加減です。
食べられそうなら、砂糖を加えておはぎやぜんざいを作ろうと思います。
炊けた小豆を食べてみた
使い忘れて2年以上放置していた小豆は食べられるのか、試食してみました。
味は?
かび臭いとか虫臭いとかもなく変な味でもなく、小豆の味がしました。
砂糖で甘みをつければ、問題なくおいしく食べられそうです。
食感は?
皮もやわらかく煮えていて、食感も特に問題はない感じです。
さらに煮詰めて砂糖を加えれば、あんこになりますね。
見た目は?
見た目はどうでしょう。ちょっと色が悪い気もしますが、気になるほどではありません。
食べられる?
2年以上前の小豆を炊いて食べてみたところ、味や食感、見た目もそれほど悪くなく、ちゃんと小豆の味がしました。
これなら食べられると判断したので、砂糖で甘みをつけてあんこにしたりぜんざいにしたりで使うことにしました。
まとめ
使い忘れて2年以上長期保存した小豆は食べられるのか、炊いて試食してみました。
やわらかく茹でただけの小豆を食べてみると、変な味や臭いがしたりすることもなく、小豆の味がしましたし、食感も悪くなかったです。
小豆は、2年以上前のものでも、状態よく保存できていれば美味しく食べられると分かりました。
とはいえ、2年も長期保存することをおすすめしているわけではありません。
小豆の賞味期限は1年程度と心得て、翌年の小豆が収穫できるまでには食べきっておく方が良いですね。
市販の小豆なら、袋に記載された賞味期限内に使い切りましょう。
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