はじめての離乳食、いつから始めよう、上手くできるかな、などとちょっと不安だったりもしますよね。
さらに、離乳食は食品アレルギーなど安全性にも留意が必要です。
ちなみに、私が子育てをしていた当時は、アレルギーについて注意喚起されていなかったと記憶しています。
なので、娘が孫の離乳食をはじめたときに、今はそこまでしないといけないのかと少し驚きました。
娘は保育士という職業柄、アレルギーの子を預かることが多く、神経質になりすぎていたのかもしれないんですが・・・。
食生活の変化などに伴い、食品アレルギーを持つ子が増えているのかもしれません。
あるいは、以前はアレルギーと診断できなかった症状が、アレルギーと診断できるようになったからかもしれません。
いずれにせよ、我が子がアレルギーを持っているかどうか試して知っておく必要があります。
そこで今回は、赤ちゃんの離乳食とアレルギーについて、保育士ママの娘がやっていたことを基に、注意点などを書いています。
離乳食でアレルギーを試す必要性
今ほど、食品アレルギーが取り沙汰されていなかった時代には、離乳食で食品アレルギーを試すなんてことはしていませんでした。
アレルギーに関して無知だったからかもしれません。
アレルギーを持つ人は、アナフィラキシーショックで生命に危険を及ぼすこともあるので、何に対してアレルギーがあるか知っておくことは重要ですね。
あと、保育所などに赤ちゃんを預ける予定があるなら、食品アレルギーがあるかどうかを試しておかないと困ることになります。
給食やおやつが提供される保育所などを利用する場合には、子どもの食品アレルギーの有無を報告する必要があります。
ちなみに、孫が1才で保育所に入所する際には、給食でよく使われる食材の一つひとつについて、アレルギーの有無を確認する書類がありました。
保育士ママの娘は、アレルギー確認があることを知っていたので、離乳食を進めながら色んな食材で試していました。
「食品アレルギーを試しておかないと給食を出してもらえない保育所もあるんだよ。」ってことでした。
アレルギーを知らずに給食を食べて、アナフィラキシーショックをおこす可能性もありますからね。子どもを預かる保育所としては当然の対処ですよね。
離乳食でアレルギーを試すときのポイント
保育士ママの娘が、離乳食でアレルギーを試していたときに注意していたことは、以下のようなことです。
- 初めての食材は1日1種類
- 初めての食材は少量にする
- 初めての食材は午前中に試す
- ベビーフードでアレルギーを試さない
- かかりつけ医が休診の日は避ける
初めての食材は1日1種類
アレルギー反応が出たときに、複数の食材をはじめて食べていたら、どの食材でアレルギーを発症したのか特定できません。
なので、初めての食材は1日に1種類だけにします。
初めての食材は少量にする
アレルギーをおこしたとしても、少量であれば症状は軽くてすみます。
もしその食材がアレルゲンだったら、大量に与えるとアナフィラキシーショックをおこすかもしれません。
初めての食材は一さじからはじめて、徐々に増やしていく方が安全です。
初めての食材は午前中に試す
もし、その食材でアレルギーをおこしたら、すぐに病院で診てもらった方が良いです。
食べてから時間をおいて症状が出ることもあるので、夕方とか夜にはじめての食材を試したら、病院の診察が終わっているかもしれません。
なので、はじめての食材を試すのは、午前中にした方が良いです。
ベビーフードでアレルギーを試さない
ベビーフードは離乳食を作る手間を省けるので、上手に利用すると良いのですが、アレルギーを試すのには適していません。
なぜかというと、単品の食材ではないからです。
栄養バランスを考えて、いくつかの食材を組み合わせているものが多いですし、単品の食材であっても、添加物が入っています。
もし、アレルギーをおこしたとしても、アレルゲンを特定できにくいです。
ベビーフードを利用するならアレルギーを試した食材を使ったものだけにした方が安全です。
かかりつけ医が休診の日は避ける
アレルギーをおこしたら、すぐに病院で診てもらった方が良いので、かかりつけ医が休診の日は、初めての食材を試すのはやめた方が良いです。
かかりつけ医が休診でも、救急外来で診てもらうことはできますが、とても混んでいることが多いですから、赤ちゃんを連れての受診は大変です。
離乳食作りに便利な調理道具
離乳食はペースト状にしたり、つぶつぶ状にしたり、赤ちゃんの月齢に合わせて食べやすい形状に調理しないといけないので道具が必要ですね。
家族の料理を作る道具は赤ちゃんが食べられない食材にも使っているので、赤ちゃん専用の道具が欲しいと言って、娘が用意した道具がとても便利そうでした。
すり鉢、すりおろし器、裏ごし網など、食材を色んな形状にできるパーツがセットになっているものです。
ブレンダーがあるとお粥をペースト状にするのもあっという間です。
赤ちゃんが眠っている間にササッと作りたいですから、時短調理できる道具は必須ですね。
離乳食の本も最低1冊は欲しいですね。
月齢に応じた食材や調理方法で、離乳食を安全に進めるためには、参考書があった方が安心です。
離乳食は作り置きしておくと便利
離乳食を食事の度に1から作るのは大変ですよね。
1歳くらいになると、大人用の料理から味付け前に取り出して作ったりできるのですが、それまでは別に作らないといけないので手間がかかります。
なので、離乳食はまとめて作って冷凍しておくと良いです。
仕切りが入った蓋つき容器ですと1回分ずつ小分けにして冷凍保存できるので便利です。
出汁も1回分ずつ冷凍保存しておくと、食材と一緒に解凍して使えるので重宝します。
保育士ママの娘が作り置きする離乳食はすべて単品で、使うときに合わせて解凍していました。
お粥、野菜、出汁を一緒に解凍して「おじや」とか、1食分ずつ解凍するので、食べ残って廃棄する量も少なくて済みます。
まとめ
離乳食で食品アレルギーを試すときのポイント、いかがでしたか?
現役で保育士をやっている娘が、我が子の離乳食でアレルギーの有無を試していたときのポイントは、次のようなことでした。
- 初めての食材は1日1種類
- 初めての食材は少量にする
- 初めての食材は午前中に試す
- ベビーフードでアレルギーを試さない
- かかりつけ医が休診の日は避ける
アレルギーを試すことだけが目的ではないのですが、離乳食で色んな食材を食べさせたおかげか、2歳半になる孫は好き嫌いなく何でも食べる子に育っています。
今のところ、食品アレルギーはありません。
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